2020年と言えば・・・!?
どんな年??
東京オリンピック!! 正解◎
もう一つ、
特に「家づくり」の世界では、大きな出来事が待っています。
「省エネ基準の『義務化』」です。
関心のある方は、
「2020年 省エネ 義務化」とかでググってもらうと、
色々な情報がヒットしますので、調べてみてくださいーー
ここでは、義務化の詳しい内容は割愛します。
内容はもちろんですが、
「大きな出来事」なのは、省エネ基準が「義務化」されること。
地震の多い日本では、まず耐震基準から義務化されました。
耐震の次に、よーーやく義務化されるのが「省エネ」。
なんと、今までは(今でも)、
省エネ性能に関する守らないといけない基準(最低基準)は、無いのです!
なので、実際にはあり得ませんが、
無断熱の家を建てても、違反はしていないことになります。
冬に暖房が必要な国なのに、断熱無しでも建てられる!?
さすがに、このような意識の低さではダメだ!ということで、
今回の義務化の動きになりました。
しかし!!
その義務化される基準のレベルとは・・・
今から19年前、1999年に制定された「次世代省エネ基準」の内容とほほ同じ。
変わったのは、建築設備(暖冷房・換気・照明・給湯・太陽光など)で、
一次エネルギー(石油・石炭・ガス等)の消費を、基準値より下げることが明記された
わかりづらい!!
そもそも、設備にたよるのが「省エネ」なのか!?
「省エネ」という表現にも問題ありなのかも。
省エネと聞くと、
電気代が安く使える家電製品、太陽光発電設置で電気代が安くなる、
エコな技術や製品が、クローズアップされる感がありますよね。
省エネ=光熱費が安い なのか。 ・・・違う。
省エネ=HEMS なのか ・・・違う。
省エネ= ・・・??
しかも、今回の義務化される基準は、1999年のレベル。
FIFA U-20 W杯(ワールドユース)のナイジェリア大会で、
あの黄金世代の日本が、準優勝した年ですよ!!
私がまだ前職のSEの頃。2000年問題で、
エライことになるかも!となっていましたーー
まさに一世代前の基準なので、
あくまで、今回は「この基準以下の家は建ててはダメ」という最低基準。
実際には、それ以上のレベルの家を と考えるべきだと思います。
という ハズだったのが・・・
ここへ来て まさかの、延期?? 中止!?
見送りの可能性が・・・ という話が、あるようなのです。
2020年、世界に向けて さまざまなことを発信できるCHANCE!!
家は、いったいどうなるの。
日本の家づくりでは、
技術が遅れているのではなく「考え方」が遅れていると言われます。
これからの季節、ニュースでも出てくる「ヒートショック」。
家の中で亡くなられてしまう方の、原因の一つともされています。
高断熱化は、健康面においても大きく影響します。
本当の省エネは、断熱性能のしっかりした家。
「どれくらいしっかりするか」によっては、
今のやり方では合わない、ちょっとだけでなく大きく仕様を変えるのは大変、
どんな理由で、反対勢力があるかはわかりませんが、
今回の義務化が正式に見送られたら、その先のロードマップはどうなるのでしょう。
コストアップ、何年で元が取れる、そうではなくて、
自分たちの健康のために、一番有効なお金の使い方をぜひ考えてほしいと、
思っています。
(ガイド 新)