家の柱に使っている木が育つ山。伐り出すところと製材工場を見に行こう~~
私たちの家づくりでゆずれないのは、
家の柱や梁「構造材」と呼ばれる部分に、地域の山の木、国産材を使うということ。
日本は国土の約7割が森林という国なのに、
木材の自給率がなんと・・・
約3割強!!!
(家だけではなく、使われる全体の数字ですが)
これは林野庁から発表されている資料で、
最近ではやや持ち直してきていますが、まだまだ、輸入している方が多いです。
コストの要因はあると思いますが、それだけ需要があるということ。
このまま、国産材が使われなければ、
林業はさらに衰退してしまい、手がかからなくなった山は荒れていってしまいます。
家に関して言えば、
構造材として使えるようになるには、50~60年以上の年月がかかります。
この年月の間に、
社会情勢が変わり、世の中のニーズや供給側のスタンスも変わり、
将来使われるハズであった木々がその役目を迎えることなく、
そのまま山に残っていく。
木も生きていくために陽の光を浴びようと、さらに枝を伸ばし葉を広げていく。
すると、下の方にある若い木々や、他の植物たちに光が届かないようになり、
荒れた山になっていくと、水をためる力も衰えて、
条件がそろってしまえば、災害にもつながっていく。
こうしたことへの、一番の対策は「地域の山の木を使うこと」。
最近では、高齢者施設や保育園とった、大きな建物に国産材が使われることも
増えてきていますが、
まだまだ、上記のグラフの色が逆転していく現状にはいたっていない。
森林国である以上、
資源の有効な活用という観点からも、
また、大きな時間の流れを止めずに次の世代へ循環させていくということからも、
もっとも、その地で家を建てる以上、その気候風土に合っているということも、
いろいろなことを踏まえると、
やはり、地域の山の木、国産材を使った家づくりは、
私たち「地域工務店」にとっての、当たり前であると感じます。
そうしたことを、
より多くの人たちに、まずは知ってもらいたい
それには、体感しながら 感じてもらうのがイイ ということで、
実際の山と木、製材工場を見に行くバスツアーを続けています。
次回は、6月2日(日)の開催です!
普段はなかなか見れない、伐採現場や、製材工場見学。
皆さんで一緒に 秩父の山に行きましょうーー
ちなみに、お昼ご飯は、秩父の美味しい豚肉をアツアツの石板で焼いて食べる!
という、スペシャルBBQです★
参加希望の方は、▼こちらのお申込みフォームから!
ご参加をお待ちしていますーー!!
(ガイド 新)